「PageSpeed Insightsは、サーバーから403応答を受け取りました」と表示されるとき
GoogleのPageSpeed Insightsでページの表示速度を測定しようとして、「PageSpeed Insights は、サーバーから 403 応答を受け取りました。」のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
サイトにアクセス制限がかけられている場合に、こうしたエラーメッセージが表示される場合があります。メンテナンス系のプラグインや、MW Authプラグインのようにログイン中のユーザーのみがサイトを閲覧できる状態になっていないか確認しましょう。
ページの表示速度を測定するには、一時的にでもアクセス制限を解除する必要があります。
「403応答」とは
「403応答」とは、HTTPというプロトコルが返す403という応答(レスポンス)コードのことです。もう少し説明します。
ホームページを参照する場合、HTTPというプロトコルに基づいてサーバーとブラウザ(クライアント)の間でメッセージのやりとりが行われます。ブラウザからはサーバーに対して「ページを見せて」と要求(リクエスト)し、逆にサーバーからはブラウザに対してページの内容を含んだ応答(レスポンス)が返されます。
要求に対して問題なければ「200」のような正常な結果を示すレスポンスコード(応答コード)が返されますが、問題があれば「400」(ページが見つからない)や「401」(認証が必要)、「403」(アクセス禁止)などのエラーコードが返されます。
「PageSpeed Insightsがサーバーから403応答を受け取った」というのも同じように、アクセス制限がかけられているページにPageSpeedがアクセスした結果、「アクセス禁止」を示す403というレスポンスコードが返されたためPageSpeedの測定ができなかったということです。
PageSpeedに限りませんが、レンタルサーバーを借りた直後などにみかける「403」は、このような仕組みになっています。