「検索意図に合ったページが上位表示される」とは?
狙ったキーワードで上位表示できないとき、自分が作ったページが検索意図に合致しているのか検討してみましょう。
検索意図とは、どのような意図でキーワードを入力したのか、です。
簡単に言えば、何かを購入するためなのか、何かを知りたいだけなのか、それによって求めるページが異なります。
検索エンジンが「このキーワードは、何かを購入するために入力された」と考えるなら、通販サイトなどが上位表示されるでしょう。
また、「何かを知りたいのだ」と考えるなら、作り方や使い方などの情報を提供するページが上位表示されるはずです。
「お米」と「ハンバーグ」で学ぶ検索意図
たとえば、「お米」と「ハンバーグ」というキーワードを考えてみましょう。どちらも食品に関するキーワードです。検索結果もアマゾンや楽天の店舗が上位表示されそうなイメージですが、実際は違います。
「お米」で検索すると通販サイトが並ぶ
「お米」で検索すると、楽天、アマゾン、イトーヨーカドー、LOHACO、ヨドバシ.comなど、お米を購入できる通販サイトがズラッと並びます。これは、「お米」というキーワードに対して「お米を購入したい」という検索意図が優先されていることを示します。(気のせいかもしれませんが)
確かにお米は重いので通販で購入して配送してもらいたいと思う方も少なくないでしょう。その検索意図を反映して通販サイトがズラッと表示されているのだとしたら、その思想にページの作り方を合わせた方が良いですよね。
「ハンバーグ」で検索するとレシピが並ぶ
一方、「ハンバーグ」はどうでしょうか。どのような検索意図だと思いますか?確かに、そう考えると「ハンバーグを購入したい」よりも「ハンバーグを食べたい」とか「ハンバーグを作りたい」と思っている人の方が多いような気がしませんか?
実際に「ハンバーグ」で検索すると、ハンバーグのレシピ(作り方)サイトや、食べログの「ステーキ・ハンバーグのお店」などが上位表示されます。
楽天もアマゾンも上位には見つかりませんでした。これは非常に面白い例です。強力なドメインであっても検索意図に合致しなければ上位表示されないとも言えます。
狙ったキーワードの検索意図を理解しよう
この「お米」と「ハンバーグ」から学ぶことは、狙ったキーワードでページを作ってSEO対策する場合、検索意図の理解が重要だということです。
まずは、狙ったキーワードの検索結果を見て、どのような検索意図に対するページが上位表示されているかの分析が必要です。
購入したいのか、情報を知りたいのか、その検索意図に合わせた内容でページをまとめた方が上位表示を期待できることは言うまでもありません。
狙ったキーワードについて長文を書くだけでもSEO対策できるかもしれませんが、うまくいかないときはページの内容が検索意図に合致しているのか振り返ってみましょう。