MTS Simple Booking Cの予約フォームに項目を「追加」する

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「MTS Simple Booking Cの予約フォームに項目を追加したい」という方のために「やっつけ」ではありますが、その方法を紹介します。

WordPressの予約プラグイン「MTS Simple Booking C」で作成される予約フォームは、初期設定では次のような項目が表示されます。

MTS Simple Booking Cの予約フォームの項目(初期設定)
MTS Simple Booking Cの予約フォームの項目(初期設定)

項目を増やすことはできませんが、使わない項目の代わりにラベルを付け替えることで初期設定にない項目を新たに作ることはできます。

たとえば、予約フォームに「会員番号」という項目を追加したいという要望に対して「そうだ、会社名は使わないので会員番号に変えてしまおう!」と思い付いたと想定して作業手順を紹介します。

完全に「やっつけ」の方法なので「本当にこれで良いのですか?!」という真面目な突っ込みは不要です。

「会社名」を「会員番号」に変更
「会社名」を「会員番号」に変更

それには、MTS Simple Booking Cのbooking_form_companyフックをカスタマイズします。具体的には次のようなコードを子テーマのfunctions.phpなどに入力します。

/* 「会社名」を「会員番号」に */
function my_booking_form_company() {
    return '会員番号';
}
add_filter('booking_form_company', 'my_booking_form_company');

「会員番号」は好きな文字に直して大丈夫です。

これで、予約フォームの項目名が上記のように「会員番号」に変わります。

また、予約完了のお知らせメールの「会社名」も「会員番号」に変わります。

予約確認メールの「会社名」が「会員番号」に
予約確認メールの「会社名」が「会員番号」に

これで終わり!ではありません。

ダッシュボードにも「会社名」が入っています。たとえば、「予約システム」‐「各種設定」メニューの「予約メール」などです。

ダッシュボードにも「会社名」の文字が
ダッシュボードにも「会社名」の文字が

これを修正するには、いくつか方法がありますが、MTS Simple Booking Cの言語ファイル(languages/ja.mo)の「Company」に対する訳語を「会員番号」に変更する方法があります。

MTS Simple Booking Cの言語ファイルで「Company」の訳を「会員番号」に変更
MTS Simple Booking Cの言語ファイルで「Company」の訳を「会員番号」に変更
翻訳に使うmoファイルを更新するにはpoファイルをpoeditなどで編集して保存します。

ここまでくると恥ずかしくなるほど「やっつけ」ですが、これで良ければ最も簡単です。無事にダッシュボードの「会社名」も「会員番号」に変更されます。

ダッシュボードの「会社名」が「会員番号」に変わる」
ダッシュボードの「会社名」が「会員番号」に変わる」

翻訳ファイルの「Company」に「会員番号」という訳語を割り当てるなど、完全にやっつけの対応ですが、「これでも良い」という方のために参考までに紹介しました。