「検索結果に出てこない!」、そんなときはウェブマスターツールで巡回リクエストを

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立ち上げたばかりのサイトや投稿したばかりのページは、Googleが巡回してインデックスに追加するまで時間がかかる場合があります。

sitemap.xmlを作って更新通知を出しておけば、そのうちクロールしてくれるというのが定説ですが、自然な巡回が待ちきれない方、いつインデックスされるのか不安な方はGoogle Search Consoleの「Fetch as Google」メニューからURLを送信して巡回をリクエストすることができます。

サービスや商品のページを刷新したのに、いつまでも検索結果に出てこなかったり、検索結果に古いタイトルや抜粋が表示されてしまう場合に役立ちます。

検索結果に出てこない理由は巡回が来ない以外にもいくつか考えられますが対処方法の1つとして参考にしてください。
Fetch as Googleの使い方

Google Search Consoleの管理画面で対象のサイトを開き、「クロール」‐「Fetch as Google」メニューを選択します。

Google Search Consoleで「Fetch as Google」を開く
Google Search Consoleで「Fetch as Google」を開く
事前にGoogle Search Consoleに登録してサイトを追加しておく必要があります。

表示されたテキストボックス(1)に対象のURLを入力します。「取得」(2)をクリックすると、その内容を取得しHTMLを確認してGoogleにURLを送信できるようになります。「取得してレンダリング」(3)をクリックすると、取得したページの表示イメージを確認してからURLを送信できます。

巡回をリクエストするURLを入力
巡回をリクエストするURLを入力

「取得」または「取得してレンダリング」をクリックするとページがダウンロードされ、完了を示すステータス(1)が表示されます。

ページの取得が完了
ページの取得が完了

表示されたパス(2)をクリックすると取得されたHTMLの内容を確認できます。ここでは巡回リクエストの送信が目的なので「インデックスに送信」(3)をクリックします。

URLの送信方法を選択します。そのURLのみをクロールするのか、そのページに含まれるリンク先もクロールするのかを選択できます。

URLの送信方法を選択
URLの送信方法を選択

それぞれ、1ヶ月に送信できる件数が異なります。

  • このURLのみをクロールする --- 月間500件まで送信可能
  • このURLと直接リンクをクロールする --- 月間10件まで送信可能

「送信」ボタンをクリックすると完了です。指定したURLおよびリンク先のURLがインデックスに送信されます。

指定URLがインデックスに送信される
指定URLがインデックスに送信される

これで、比較的早めにGoogleが指定URLを巡回してインデックスに追加してくれるはずです。「いつ?」は定かではありませんが、sitemap.xmlを作って放っておくよりは早くクロールしてくれるはずです。

日常的なブログ投稿時やページ作成時にこの作業を行う必要はありません。あくまで「このページを早くインデックスしてほしい」「なぜか、あのページが検索結果に出てこない」「大幅に更新したので早くクロールしてほしい」ようなときの特殊対応です。

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